発達障害の子は好き嫌いが激しい、気をつけよう食生活

発達障害

一概にいえませんが発達障害の子は好き嫌いが激しく偏食家が多いようです。指示をされても理解しにくい、抽象的な説明が理解できない、文章あるいは短い言葉による指示は理解できても2つ以上の指示が聞けない、緊張でミスしやすい、(集中したときの創造力や発想力がずば抜けてすぐれている)正確な作業に時間がかかる、(こだわりが強い完璧主義な一面がある)落ち着きが無い、奇声を上げる、忘れ物が多い、集中できない、片付けられない、コミュニケーションがとれない、わがまま、視線をあわせられない、言い聞かせが聞けない、他人に無関心などの特徴があります。

 

本人の性格や気質によって症状はさまざまで発達や気質に偏りはあるものの得意分野の才能には、並外れた才能を持っています。ADHD(注意欠陥多動症)、アスペルガー症候群(AS, AD)、広汎性発達障害PDD-NOS、高機能PDDなどに分類されています。学習障害と多動症、多動症とアスペ、アスペとチック、チックと多動症、うつ、どもり(吃音)過食症、肥満を併発するのは、食べ物への関心にも偏りがあるからかもしれません。

 

好きなものは、好き、嫌いなものには、目をくれない

 

発達障害の子どもは、食にこだわりが強く感覚過敏で偏食をする子が多いのです。アスペの傾向が強いと視覚、聴覚、味覚、触覚、嗅覚の感覚も強いため初めてのにおい、初めての味付け、初めての盛り付けに対して「好き嫌い」がはっきりあらわします。好きなものは、とことん好き、嫌いなものには、一切目をくれません。息子も注意欠陥多動症の傾向があります。小さいときから好き嫌いが激しく「食」には強いこだわりを持っていました。他の兄弟より食べることへの執着が強すぎ私が疲れてしまう‥・事が多いです。


発達障害の子供は食べ物のこだわりが強い

子供

発達障害の子供は、他の子より食べ物の好き嫌いやこだわりが強いです。白いご飯がおかずで汚れることを極端に嫌がったり作ったりします。食べることへの執着心がとても強い子も多く、芸術的に美しく盛り付けるといった才能に変わることもあれば、味付けにとことんこだわる料理人やパテシェになることもあります。良くも悪くもソースや味付けにこだわります。

 

発達障害は思春期にこじらせると二次障害に陥りやすい

 

うちの息子も思春期に入りましたが、食べ物の好き嫌いも偏食もなおりません。発達障害の子供は、思春期に入るとこじらせやすいのです!!1日中ゲームに明け暮れて親が注意すると「死ね」「ウザ」「キモ」しかいいません。

 

毎日コンビニに行きポテチと食べコーラを毎日飲んでいます。子供なのにメタボ体型になってしまいました。中学生の周りは凛々しくなっているのにうちの子だけ中高年オヤジのようにぼってりです。肉は、食べますが野菜を食べれない偏食家なので1年中便秘症で体臭も強いです。

 

発達障害の傾向は、保育園から小学校には、特徴が見られました。ただ先生が困り果てていても親が認めない限り発達障害の診断がつくことはありません。正しい療育をしていかないと中学生や高校生となっても学習意欲がわかないため勉強も遅れ始めます。

 

友達関係がうまく築けないと対人恐怖症や気分障害、うつ病、不登校などに陥ることもあります。そのまま社会人になっても上手く適応することが出来ず適応障害やネット依存、アルコール依存、ゲーム中毒、薬物中毒に陥ることもあります。うちは、ゲームとネットにはまっていますが、普通の子よりタチが悪いです。


食事や食生活+療育で子供の問題行動を減らしていく

味噌汁

 

子供の成長や発達には、偏りが見られます。発達障害と呼ばれる子どもたちは、他の子供と比べてイライラを抑えられなかったり多動で動きまわったり落ち着きが無く集中力が途切れや水などの特徴が見られます。

 

味噌汁ひとえまい

(味噌汁にもひとてまい

 

うっかり忘れが多い発達障害の子ども

 

本人は、気をつけているつもりでも「ついうっかりの忘れ物が極端に多い」など問題行動が見られます。発達障害の症状からチックやどもり、不登校、うつなどにつながることは少なくありません。

 

これらの問題行動は、親や先生に迷惑をかけたくてわざとやっているわけではありません。母親の育て方や躾が原因ではありません。食事や食生活の影響も強く療育同時に食育を意識すると改善することがあります。

 

ジュリー マシューズ氏の「発達障害の子どもが変わる食事」という本を立ち読みしました。体に良いものはサプリメントで摂取し有害なものをさけるという内容でサプリで摂るといういかにもサプリメント大国アメリカらしい考え方の本でした。有機野菜や有害食材のデトックスなど一般家庭では難しいもののアマゾンのレビューを見る限りでは保育士や発達障害を専門する精神科医は絶賛していました。興味の有る方はご一読されると良いかもしれません。

 

発達障害かなと思ったら食生活を見直す

 

もしお子様に発達障害?と思われるような行動が見られた場合、言い聞かせ方や褒め方など接し方で改善することも少なくありません。その1つが食生活の見直しです。誤解されないように書いておくと食生活が問題で発達障害になるというより発達障害の傾向を和らげるために食事の摂り方を工夫することが大切です。

 

  1. 神経伝達物質であるグルタミン酸の過剰摂取に気をつける。食品添加物であるL-グルタミン酸Naの表示があるものを控える
  2. 亜麻仁油、えごま油、チアシードオイル、青背の魚の油などオメガ3を積極的に摂る
  3. ヨーグルトや発酵食品からプロバイオティクス(乳酸菌)を摂取する
プロバイオティクス(乳酸菌)一覧
ラクトバチルス・プランタラム つけものやぬか漬けに含まれる乳酸菌で胃酸でとけずに腸に到達するといわれておりO-157大腸菌を抑制するといわれている
ラクトバチルス・ブレビス キムチなど発酵食品に含まれる乳酸菌で胃酸でとけずに腸に到達する。
ラクトバチルス・カゼイ 腸から便まで生きたまま腸に届き小腸で働く効果を持っている。胃液や胆汁中でも死滅せず、排便まで生き続けると言われている
ラクトバチルス・ガセリ ビフィズス菌と同じく膳棚菌。悪玉菌の繁殖を抑える乳酸菌の一種で腸内環境を整えてくれる。
ラクトバチルス・Lデルブリッキ(ブルガリクス) 整腸作用と免疫力を上げる

子どもの「困った」は食事でよくなる

困った子供

新宿溝口クリニック院長の溝口徹氏の「子どもの「困った」は食事でよくなる」という本は、興味深い内容でした。海外では薬だけに頼らない栄養療法オーソモレキュラー療法(orthomolecular medicine)が普及しています。溝口先生もオーソモレキュラー療法が軸にしてビタミン・ミネラルを摂取し砂糖などの甘いものを控えるように書いてあります。

 

甘党でファミレスを利用しまくる私には耳が痛い内容でした!家でごはんを作るのが面倒という理由だけでファストフードやファミレスを活用してきました。そうすると自分も子供もイライラしていたし生活も不規則になっていたことや子供どうしがとっくみあいのケンカが多かったことも思い出しました。夜勤の仕事のときは、カップラメーンやレトルト食品・冷凍のおかずを利用していましたもん!帰宅すると子供がインスタントラーメンを誰がどれを選ぶかで殴りあいのケンカをしていました。忙しくて準備できないというのは、私側の理由で実はビタミン・ミネラルが不足していたのかも?とゾッとしました。

 

カップ麺

(カップ麺にもひとてまい)

 

キレやすい子、落ち着きがない子、忘れ物が多い子、学校に行き渋る子、不登校の子、「発達障害」「うつ」と誤解されることも多いです。最近は診断を受けなくても問題行動が見られる子供は、クラスの中に4人も5人もいます。

 

インスタント

 

本に書いてある内容をすべて実践するのは、難しいことですが手間や時間をかけられずインスタントカップ麺に頼ったりファストフードやファミレスを活用していたので反省させられました。

 

オーソモレキュラー療法は、不足している栄養素を食品やサプリメントなどで補い補正するという考え方です。精神疾患・アトピー・うつ・更年期・妊娠中・産後の不調などはビタミンとミネラル不足が原因といわれているので意識して摂ると改善しやすいかもしれません。


ビタミン・ミネラルをしっかり摂る

ビタミン・ミネラルをしっかり摂ることで、病気というほどではないけれど不快な症状を緩和したり体調を良くすることが出来ます。カルシウムは、イライラを抑え子供の成長に不可欠な栄養素です。

 

ひとてまい

 

うちの子供たちは、魚や野菜が苦手で栄養不足になりがちです。甘いものやインスタントラーメンなど好きな食べものばかり偏って食べています。最近は、ご飯にこっそりこんなもの混ぜています。雑穀米が苦手な人でもいけちゃう美味しさです。

 

カルシウム・ビタミン

 

気休めかもしれませんが発達障害の傾向が強いので偏食が多い子供たちの栄養を整えたいと思っています。

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