脂質過剰で野菜不足、子供の食生活
ビタミンやミネラルが豊富な野菜。野菜は、3つの部位を摂ると良いといわれています。たとえば根の野菜:根菜だったら(ゴボウ・人参・大根・じゃがいも)。実の野菜(ピーマン・トマト・ナス)、葉の部分(白菜・キャベツ・ニラ・ほうれん草・小松菜)などです。
体にいいことはわかっていてもサラダやおひたしなど敬遠する子も多くうちの子供たちも例外ではありません。冷凍食品やレトルト・コンビニの食べ物を残すことはありません。マックもミスドもモスも大好きです。ファミレスに行くと大喜びで完食します。食卓に野菜のおかずがあっても絶対に残します。
ゲームやテレビを見ながらおやつやジュースが欠かせない子供たち
間食におやつやジュースは欠かせません。ゲームやテレビの時間は長いから常に運動不足。
好き嫌いで食べないから作らない、作らないから日常的に脂質が多くなり野菜不足の悪循環です。こうなってくると体型も肥満体で子供なのにメタボのようにおなかが突き出ています。
母親である私も子供のときから野菜が苦手で嫌いでした。自分の両親も野菜嫌いだったせいか自分も親に似ました。子供たちも苦手なので親として責任を感じます。メタボ体型な子供たちを見ると母親の食事(食生活)が原因で肥満体型になったと深く反省させられます。
年代ごとの食事の特徴
幼児期 | 乳児期(0歳児、1歳児)幼児期(2歳児、3歳児、4歳児、5歳児)は規則正しい食習慣を身につけるのが大事。それと同時に家庭での「食育」を意識します。おやつが過ぎないように食事と食事の間隔をあけておなかをすかした状態で食べるようにします。単調なレパートリーでは好き嫌いなど食の偏りがでやすいようです。 |
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小学生・中学生 | 運動量が増える小中学。脳のエネルギー源となるぶどう糖(炭水化物)は不可欠です。小学校や中学校は、給食があるため朝食抜きで登校する子も少なくないようです。しかし朝ごはん抜きは、肥満体になりやすく授業や勉強に集中できない、イライラしやすいなどのデメリットばかりです。早寝早起き朝ごはんを意識しなければいけません。 |
高校生・大学生 | 高校生になるとお昼がお弁当になります。大学生になると学食、ファミレスやコンビニで食事を済ますことが多くなるため運動習慣がないと肥満やメタボになりやすい時期です。 |
社会人・高齢者 | 社会人になると代謝が落ち運動量も筋肉量も減っていきます、高校や大学時代のように運動部やサークルに所属することもない成人が高校生や大学生の頃と同じような食生活を送っていたらあっというまに激太りします。 |
摂取したい栄養素
- ビタミンA、ほうれん草、春菊、小松菜、わかめ、にんじん、バター、牛乳、チーズ、卵、レバー、ウナギ
- ビタミンD、しらす干し、鮭、いわし、さんま、さば、干し椎茸、エリンギ、舞茸、ぶなしめじ、えのき茸
- ビタミンE、ひまわり油、コーン油、オリーブ・オイル、キャノーラ油、大豆油、アーモンド、ラッカセイ、アボカド、大豆、キャビア、いくら、たらこ、青魚、マヨネーズ
- ビタミンK、糸引き納豆、挽き割り納豆、納豆、わかめ、ひじき、パセリ、トマト、ホウレンソウ、春菊、小松菜、抹茶
- ビタミンB1(チアミン)、にんにく、玄米ごはん、ごま、のり、豚肉、レバー、豆
- ビタミンB2、うなぎ、魚、肉、卵、牛乳
- ナイアシン、マグロ、かつおぶし、レバー
- ビタミンB6、マグロ、バナナ、イワシ、くるみ
- ビタミンB12、鶏レバー、牛乳、サバ、肉、カキ
- ビオチン、牛レバー、豚レバー、かれい、いわし、大豆
- パントテン酸、落花生、レバー、納豆、鮭、いわし、肉、卵、牛乳
- ビタミンC、レモン、ライム、オレンジ、グレープフルーツ、柿、アセロラ、キウイ、トマト、パパイヤ、ブロッコリー、芽キャベツ、ブラックベリー、イチゴ、カリフラワー、ほうれん草、マスクメロン、ブルーベリー、パセリ、ジャガイモ、サツマイモ
子供に摂らせたい栄養素一覧を書いてみましたが、ビタミンやミネラルは、野菜から多く摂取できます。
あなたにとって「おふくろの味」は何??
あなたにとって「おふくろの味」は何??と子供に聞いたら「フレンチトースト」と答えがかえってきました。私の母親は料理が苦手だったのでおふくろの味はありません。私にとって祖母の手料理がおふくろの味でした。母親でも祖母でも父親でも料理の記憶は、誰が作ったは関係なく「おふくろの味」になるのだと思います。私が覚えている「おふくろの味」は、おばあちゃんが作った油揚げを甘辛く煮てくれたもの、クジラの味噌汁です。
もし災害(地震)にあったら、安心する味、食べたくなるのは、シンプルにオニギリのような気がします。
- 肉じゃが
- カレーライス・・・脂質が多くカロリーが高い、野菜(ビタミン・ミネラル)カルシウムが不足
- ハンバーグ
- 味噌汁
- おにぎり‥・糖質は多め、野菜不足
- 炊き込みごはん・・・糖質は多め、野菜不足
- からあげ
- 鍋物
- 筑前煮‥・根菜なので食物繊維は多めだけどカロリーが高め
- イカと大根の煮物
- 切り干し大根の煮物
- 卵焼き
- ひじきの煮物
- きんぴら
- 厚揚げの煮物
- かぼちゃの煮物
- 里芋の煮っころがし
- なすの煮物
- 魚の煮つけ
- ちらし寿司・・・糖質は多め、野菜不足
子どもたちにお母さんが作った「きんぴら」、「ぶり大根」、「里芋の煮ころがし」、「ナスの煮物」美味しかった!忘れられない味!なんて言ってもらえたら最高ですが、実際には野菜料理のレパートリーが少ないから無理だと思います。
野菜を食べない、好き嫌いが多い悩み
うちの子供たちは偏食で野菜を食べません。母親の私が野菜が苦手ということもあるのですが、子供たちも野菜の好き嫌いが激しいです。ビタミンやミネラルが多い野菜が不足するのも心配なので頑張って手料理を作ってみますが野菜料理だけ大量に余ります。
よほどマズイの??子どもたちの口には合わないのどちらかです。野菜料理は、作るのも苦手だしレパートリーも少ない私。
一見バランスのとれた和食で卵焼きもふんわりしていてとても美味しそうです。写真のメニューでは、緑黄色野菜が少なく栄養の過不足があります。
ご飯 | 糖質が多い |
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味噌汁 | ビタミンE、ビタミンK、バントテン線、ビオチンが多い |
ひじき | カルシウム・食物繊維・鉄分が多め |
卵焼き | 脂質が多い |
梅干し | カルシウム・鉄・リンが多い |
豆腐 | たんぱく質が35~45%、脂質が18~26% |
野菜サラダ | ドレッシングを使うので脂質が高くなる |
野菜の煮物(筑前煮) | ビタミンK、ミネラル、モリブデンが豊富 |
緑黄色野菜を補うために野菜サラダを加えるとドレッシングをかけるので脂質が過剰になります。筑前煮は、れんこんや人参・ゴボウなどの根菜と鶏肉ですがカロリーが高めなので太ってしまいます。
野菜嫌いでも大丈夫、ご飯で補う栄養素
1960年代と比較すると現在の野菜の栄養価は半分以下に落ちています。ごぼうもニラもほうれん草も人参も栄養価が下がっています。昔の人よりたくさん食べているつもりでも野菜に含まれるビタミンやミネラルは不足傾向です。野菜そのものの栄養価が落ちているのに我が家の子供たちは大の野菜嫌い。でもヒントは、身近にありました。我が家の100歳になるおばあちゃんです。おばあちゃんは高齢ですがすごい偏食なのです。毎日食べれるものがないんじゃない??というくらい好き嫌いを言います。味噌汁嫌い、唐辛子嫌いとここに書ききれないくらい偏食家です。
でもご飯だけは、しっかり毎食食べていたんです。好き嫌いが多いと長生きできないなんて嘘だと思います。少なくてもうちのおばあちゃんは、ほぼ毎日ご飯だけでも100歳という長寿です。しかもただ長生きというだけでなく100歳まで病気知らずです。20年位前に白内障か何かの手術を受けた以降頭もしっかりしているし身の回りのこともちゃんとしています。
私も子供も好き嫌い多いのは、悩みのタネでしたがおばあちゃんが100歳まで長生きできたのは、主食のごはんを100年間食べ続けたおかげなのかも?と思います。
好き嫌いや偏食は、すぐになおりません!でもその間にも子供の体は、成長していくしサプリメントとかを飲ませるより主食のごはんに一工夫することで不足する栄養素を補給できます。子供の身体だけでなく家族全員が健康な身体になれそうです。